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<幸魂(さきみたま)・奇魂(くしみたま)>
時に海を照らして依り来る神あり
吾在るに由りての故に汝その國
造りの大業を建つるを得たり
吾は汝が幸魂奇魂なり
大國主神これ吾が幸魂奇魂なり
けりと知りぬ
古事記また日本書紀に述べるところであります。出雲大社の御祭神大國主大神はこの幸魂奇魂の ”おかげ” をいただいて神性を養われ「ムスビの大神」となられました。生きとし生けるものすべてが幸福になる「縁」を結ぶ”えんむすびの神”と慕われるゆえんであります。
およそ人が人であるということは幸魂奇魂というムスビの”みたま”をわが身にいただいて霊止すなわち人として生かされているからであります。大神からいただいたこの”いのち”を感謝して大切に正しくこれを生かしきりましょう。
出雲大社ではこの御神教にちなんで
さきたま くしたま
まもりたまひ さきはへたまへ
と唱して御神縁を祈念いたします。
この『ムスビの御神様』は大國主大神が有難く『幸魂奇魂』を拝載される由縁を象徴しております。(解説版より) |
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