|
|
|
|
|
|
|
|
秋葉山本宮秋葉神社(正一位秋葉神社)は、赤石山脈の最南端天龍川の上流に位置する標高866mの秋葉山にある。秋葉山は、昔から火防信仰を集めた霊山で、古代から信者がこの山を目指した道が秋葉街道と呼ばれている。今は車で走ってしまうことが多いが、往時はさぞ大変だっと想像される。最近になって古道も見直され、秋葉街道を歩く人も見られるようになってきた。
毎年12月15・16日に「秋葉の火まつり」が行われ、大勢の信者や観光客が詰めかける。弓の舞い・剣の舞いに続いて松明を振りかざしながら舞殿を所狭しと舞う火の舞いが展開される。全国秋葉山の総社として県内外から多くの参拝客を集めている。
<幸福の鳥居>
昔、秋葉山に正一位の勅額を掲げた金銅の鳥居が建っていた。
秋葉大神は火難を始め諸厄諸病の難を免れて幸福を恵む厄除け開運の神徳がある。神徳は神意に沿った行為に依って授かると信ぜられた。幸福を象徴する黄金で造った鳥居を奉納して神にあやかり人々に幸福が与えられるよう冀ったのである。
混迷の世に、人々の幸福を望み昔に倣い黄金の幸福の鳥居を建てたのである。
(下6枚の画像は本殿正面上の彫刻である。) |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
あなたふと 秋葉の山にまし坐せる この日の本の 火防ぎの神
<御社号>
御社号は、上古は「岐陛保神ノ社」(きへのほのかみのやしろ)(岐陛は秋葉の古語)と申し上げたが、中世両部神道の影響を受けて「秋葉大権現」と称し、明治初年教部省の達で権現の号を改め「秋葉神社」となったが、昭和27年全国の秋葉神社の総本宮であるところがら「秋葉山本宮秋葉神社」と改称した。
<御祭神・御神徳>
御祭神は火之迦具土大神(ひのかぐつちのおおかみ)と申し上げ、伊弉諾(いざなぎ)、伊弉冉(いざなみ)二柱の神の御子で火の主宰神である。火の光は時間的、空間的に人間の活動の範囲を拡め、その熱は人間に冬の寒さをも克服させ、食生活を豊かにし、そのエネルギーは工業・科学の源となると共に、その威力は総ての罪穢を払い去るのである。光と熱と強いエネルギーを与えちれたこの神は、文化科学の生みの親として畏敬され、崇ばれて来たのである。
御神徳は火の幸を恵み悪火を鎮め、諸厄諸病を祓い除く火防開運の神として、火災消除・家内安全・厄除開運・商売繁昌・工業発展の御霊験あらたかなるものとして、全国津々浦々から信仰されている。
御霊験は奈良朝以来、縷々顕れ、御神威は海内に行きわたり、朝廷の御信仰篤く正一位の宣旨を賜って、正一位秋葉神社と申し上げる。
<上社・下社>
御社頭は、山頂の上社と山麓の下社とある。
下社は、若鮎跳る気田川の清流に臨む山麓坂下(国道362号線)にあって、バスを下車して約100mで社頭に額づくことが出来る。
上社は、天竜川畔芸名・秋葉ダム(国道152号線)から夫々登山自動車道に沿って約20分で内項駐車場に達する。神域には老杉がうっ蒼と繁り、御本殿は昭和61年10月に遷座され、建坪130坪、総桧の入母屋流れ造りである。(神社のパンフレットより) |
|
|
|
|
|
|
|
参道の階段を登っていくと神門がある。神門の四隅には四神(青龍・朱雀・玄武・白虎)が施されている。そのうちの玄武(上左画像)と白虎(上右画像)である。 |
|
|
|
Jリーグのジュビロ磐田が必勝祈願の参拝に訪れていた。 |
|
|
|
|
|
下社の景観である。 |