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国分寺薬師堂は、地元では「薬師さま」と言われ、奈良時代、聖武天皇の命をうけた僧行基が、当地に来て自ら薬師瑠璃光如来の像を彫刻し、まつって建立した寺院であるといわれている。江戸時代には、御朱印領320石が、徳川将軍家から安堵されていた。
明治維新以後は柏山寺(天台宗・別当寺)の管理となった。明治44年(1911)の市北大火によって薬師堂は焼失した。現在の本堂は、旧宝幢寺(現もみじ公園)の本堂を移建したものである。
毎年5月8日からの祭礼には、昔からの恒例の行事として植木市が開かれており、大勢の人々で賑わう。この植木市は全国3大植木市の1つに数えられている。植木市は、山形城主最上義光が大火にあって緑樹が少なくなった町内のため付近の農民に植木市を開かせたのが始まりと伝えられる。
広い境内は薬師公園と呼ばれ、大きな欅の木が美しく林立していた。 |
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