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<恵心院>
当寺のはじまりは、弘仁12年(821)に真言宗の開祖弘法大師によって開かれた古刹龍泉寺と伝えられているが、やがて、「往生要集」の編者として名高い僧都源信によって再興され、恵心院と称するようになったと伝えられている。
源信は、宇治川に入水した源氏物語宇治十帖のヒロイン浮舟を助け、新たな道を歩ませることとなった横川(よこわ)の僧都のモデルともいわれている。
近世にはいると、春日局との縁故(春日局が幼君竹千代、後の三代将軍家光のために祈願した寺)もあり、宇治茶師上林一門の後援を受けた。本堂には平安時代後期の木造十一面観音立像が安置されている。
<木造十一面観音立像>宇治市指定文化財
恵心院の寺伝によれば、弘仁13年(822)空海の創建になるという。初め寺名は唐の青龍寺に似ているところから龍泉寺と呼ばれたが、平安時代中期の寛弘年間(1004〜1011)に恵心僧都が再興して、以後寺号を恵心院と称するようになった。その後、豊臣秀吉、徳川家康の庇護を受けて諸伽藍の整備が行われたと伝える。現在は本堂、表門のみを残している。
木造十一面観音立像は、恵心院の本尊である。ほぼ直立に近い姿で、太い頸、脇を締めた体型などやや重厚な感じをのこしている点や、衣文の数が少なく簡素な表現を示しているあたりに、10世紀頃の典型的な作風を見ることができる。
宇治に残る数少ない10世紀の作例として貴重である。
一木造 古色 彫眼 像高 91.5p |
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<三春滝桜>
福島県田村郡三春町にある樹齢1000年を超える古木の子木。滝のように枝を垂らす鮮やかなエドヒガン系ベニシダレザクラ。親木は日本三大桜の一つで国の天然記念物である。
日本三大桜 ・山高神代桜(山梨県) ・根尾谷淡墨桜(岐阜県) ・三春滝桜(福島県)
桜の他にも花が植えられており、心和む寺である。 |
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