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とげぬき地蔵として有名な高岩寺、境内に「洗い観音」がある。白い布で患部などをこすると効き目があるといわれ長い列が続いている。正式には曹洞宗の寺院で萬頂山高岩寺という。もとは、神田明神下同朋町(現在の外神田二丁目)に慶長元年(1596)に建立されたが、明暦の大火で、下谷に移転し、現在の地の巣鴨に移転してきたのは明治24年(1891)のことである。
明治30年(1897)に住職となった24世巨海道雄の尽力により、巣鴨のとげぬき地蔵として多くの参拝者が集まるようになった。本尊は延命地蔵菩薩(別名とげぬき地蔵)。毎月4日・14日・24日に縁日がある。
<高岩寺地蔵尊縁起霊験記>
正徳五年(1715年)毛利家に働く御殿女中の一人が、折れた針を誤って飲み込んでしまった。針は腹の中に入って、女中はおおいに苦しんだ。薬やお守り札も何の効き目もなかった。毛利家に出入りしていた西順という僧が、「ここに霊験あらたなる地蔵尊の御影がある。頂戴しなさい。」と御影一枚を水で飲ませた。しばらくすると女中は腹中のものを吐き、その中に御影があった。水で洗ってみると、四分ばかりの針が御影を貫いて出ていた。この評判は江戸市中に広がり、“高岩寺の延命地蔵に祈願すればもろもろの病気のトゲが抜ける”とされ、諸病平癒のご利益のある仏様として庶民の信仰を集めてきた。(HPより) |
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