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<海雲寺の千躰荒神堂>(せんたいこうじんどう)
海雲寺の鎮守として千躰三宝大荒神王を祀る。千躰荒神像は、インドの毘首羯摩(びしゅかつま)作と伝えられる。古くは肥後国天草郡荒神ヶ原にあり、鍋島直澄(なべしまなおずみ)が島原の乱出陣時に戦勝祈願したところ、千躰の神兵に助太刀され大きな武勲を得たという。江戸高輪二本榎(現・港区)の佐賀藩鍋島家下屋敷に遷座させたが、明和7年(1770)3月当寺に勧請された。
移転は島原の乱時にキリシタンによって社を壊されたためとする話も伝わる。お堂に掛かる扁額は、文久元年(1861)のガラス製雌雄二鶏図(しゆうにけいず)、昭和10年(1935)浪曲家・広沢虎造夫妻奉納の文字額など全27面がある(品川区有形民俗文化財)。 |
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