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麟祥院(りんしょういん)は、徳川3代将軍家光の乳母春日局の菩提寺として知られている。寛永元年(1624)に春日局の願いによって創建された。春日の局はここで余生を送り、寛永20年(1643)65歳で死去した。その没後、境内に墓地が造られた。当時はお寺の周囲にカラタチの生垣をめぐらせていたので、「からたち寺」と親しく呼ばれていたそうです。風薫る5月に訪れる。下の画像は3月初旬の鱗祥院です。 |
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山門左に「東洋大学発祥之地」の石碑がある。井上円了が、1887年にこの地に哲学館を創設した。これが後に東洋大学となった。
<哲学館跡>
明治20年(1887)この麟祥院内に東洋大学の前身である哲学館が創立された。創立者井上円了は、安政5年(1858)越後国(新潟県)の寺に生まれる。明治18年(1885)東京大学文学部哲学科卒業。2年後の明治20年(1887)9月16日、哲学と宗教の啓発のため、私塾「哲学館」を境内の一棟を借りて開校する。哲学館では、授業以外に今日の通信教育ともいうべき講義録を毎月3回発行し哲学の普及につとめた。円了は大正8年(1919)大連で逝去。享年61歳。 |
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