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恐山は、今からおよそ1200年の昔、慈覚大師円仁によって開かれた霊場です。地蔵菩薩を一体を自ら彫り、霊場の本尊とされた。
この地は、宇曽利湖(うそりこ)を中心に八峰がめぐり、その形あたかも花開く八葉の蓮華にたとえられる。また、火山ガスの噴出する岩肌の一帯は地獄に、そして湖をとりまく白砂の浜は極楽になぞえられ、信仰と祈りの場として伝えられてきた。
<総門>
ここで入山料を払う。 |
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<山門>
長さ:5間3戸、入母屋、本瓦葺、2重楼門、左右には金剛力士像、上層部には五百羅漢像が安置されている。 |
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<地蔵殿>
本尊が安置されている。夢で、高僧から「東方行程三十余日の所に至れば霊山あり。地蔵尊一体を刻し、その地に仏道をひろめよ。」と告げられた慈覚大師が地蔵尊を祀ったのが始まりといわれいる。
地蔵殿の左手には硫黄の臭いが立ちこめた荒涼とした空間が広がる。 |
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<本堂>
供養の道場。木造平屋建、切妻、平入、金属板葺。釈迦如来像が安置されている。 |
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<大師堂>
石が積まれているのは、死者の供養(回向)のためです。大師堂の裏側には、極楽浜や宇曽利山湖との美しい景色を望むことができる。 |
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<賽の河原の地蔵堂>
ここは、八角円堂と呼ばれ、死者の霊が降りてくると言われる場所。亡くなった人の衣服や玩具などが遺族の人たちによって納められている。 |
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<寺務所>
●寺名/恐山菩提寺
●本尊/延命地蔵菩薩
●開基/慈覚大師円仁
●住所 青森県むつ市田名部宇曽利山3-2
●本坊/曹洞宗円通寺 青森県むつ市新町4-11
<恐山大祭>
7月20〜24日。上山式や施餓鬼供養などがおこなわれる。この期間中、近隣のイタコが集まり「口寄せ」をおこなう。 |