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常照皇寺は臨済宗天龍寺派に属する禅宗寺院で、山号を大雄山と称する。室町時代前期の貞治元年(1362)北朝初代の光厳法皇によって開かれた。その後も五山派の名僧が勅命を受けて入山、光厳法皇の法系を受け継いできた。戦国時代の争乱により兵火にあったが、後に皇室の寄進等により堂舎を復興した。落ち着いたたたずまいの境内は、600年余りの歴代天皇との関わりにより皇室ゆかりの禅寺としての歴史を今に伝えている。
現在、仏殿・舎利殿が立つ境内は桜で埋まる。樹齢600年余の「九重桜」(天然記念物)、京都御所より株分けした「左近の桜」、その美しさに感動して後水尾天皇が御車を返したとされる「御車返しの桜」などの名木が知られている。春だけではなく、秋の紅葉も一足早く、境内のモミジが美しく色づく。四季おりおりの風情があり、いつ来てもそのよさを感じ取ることができる。
京都府歴史的自然環境保全地域になっており、古くから寺の所有林として豊かな自然が保持されてきた。ツガ林、モミ・ツガ林、ゴヨウマツ林等の優れた自然環境と境内の怡雲庵(いうんあん)、方丈、舎利殿等の歴史的遺産が密接に結びついた歴史的風土を保持している。
(以下はS.Sさんより) |
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京都より、北山杉の周山街道を越えるところの丹波の里に常照皇寺がある。この寺は、貞治元年(1362)光厳天皇が開き皇室の寺として知られる。桜・杉・檜の巨木が茂る山腹にあり、春は天然記念物に指定された九重桜、左近桜・御車御返しの桜が特に知られている。 |
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