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衡梅院(こうばいいん・重要文化財))は妙心寺第六世雪江宗深(せっこうそうしん)禅師(1408〜1486)の塔所(はかどころ)である。
禅師は応仁の乱により灰燼に帰した妙心寺の復興に心血を注がれて大本山の基礎を築き再中興開山と仰がれている。また、弟子の景川(龍泉派)悟渓(東海派)特芳(霊雲派)東陽 聖澤派)は夫々四派の開祖となられ、大本山の時運はここに定まったのである。
当院は、細川政元が文明12年(1480)花園天皇離宮趾に開いた。
現本堂は、天秀和尚の代、慶長9年(1604)大阪夏の陣豊臣方七人衆の一人真野蔵人の寄進により再建されたものである。
昭和42年(1967)5月、重要文化財に指定、51年1月〜53年4月、全面解体修理が行われた。
方丈には、雪江禅師像を祀り、障壁画は法眼春ト(大岡姓)宝暦6年の作である。「下間一の間」の障壁画は昭和60年(1985)加瀬籐圃画伯による十六羅漢図である。
その他、一面の杉苔に楓、石組みを配した庭園、茶席(長法庵)、梵鐘(重美)、寮舎(投老軒、錦嶺軒)などがある。 |
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