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延命山と号する浄土宗本派の寺。慶長13年(1608)京都所司代板倉伊賀守勝重が清巌和尚を開基に請じて建立したのが当寺の起こで、勝重の没後、その法諱(ほうき)「長円院」にちなんで寺名を「長円寺」と号した。
堂宇は天明の大火で焼亡したが、15世瑞誉上人のとき再建され、華頂宮尊頂法親王から「長円寺」の額を賜った。いま本堂・庫裡・客殿等の建物があって、本堂には本尊として慈覚大師作と伝える阿弥陀三尊を祀る。
また本堂北の観音堂に安置する聖観音像は恵心僧都(えしんそうず)作と伝え、疫病に霊験があると信じられた。洛陽観音巡り第二十四番の札所である。 |
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