|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
<三千院有清園庭園及び聚碧園庭園>(京都市指定名勝)
三千院には往生極楽院阿弥陀堂を中心とした有清園庭園(瑠璃光庭)と、客殿に面する聚碧園庭園の二つの庭園がある。
有清園は、往生極楽院阿弥陀堂を中心に、「細波の滝」の滝石組・中島を有する池等が設けられ、杉の木立とスギゴケを中心とした特徴的な景観を作り出している。
また、聚碧園は、小さな滝流れ・二段の池・築山と、縁先手水鉢からの流れを伴う平庭からなり、築山ごしに有清園の杉の木立や往生極楽院阿弥陀堂を望むことができる。
双方の庭園とも、スギの木立や、滝流れや池、あるいは築山等の美しい景観を作り出している寺院の庭園として貴重である。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
<往生極楽院>重文(平安時代)
寛和2年(986)花山天皇の勅願により恵心僧都が建立し、極楽浄土の荘厳美を具現されたものと伝えられている。本尊は来迎相の阿弥陀三尊で脇士の観世・勢至の二菩薩は、日本式坐像で、特に有名です。また、舟底型の天井は名高く天蓋ともなっている常行三昧堂の本式道場である。国宝 阿弥陀三尊。観音・勢至両菩薩像の倭坐(やまとすわり)と舟底型天井が特に有名です。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
<聚碧園>(じょうへきえん)
客殿に面して広がる庭園で、江戸時代の茶人・金森宗和が手がけた。自然の樹木を背景にして手前に池泉と築山で構成している。その境界は生垣の刈込みで景観を保っている。
<研精不倦>(けんせい うまず)
心身ともに磨き、怠けず、精進努力せよ。 三条実美 筆 |
|
|
|
|
|
<三千院>
天台宗五箇室門跡の一つ。最澄(伝教大師)が比叡山に庵を結んだ時、東搭南谷に一堂を建立したのが起こり。
本堂往生極楽院(重要文化財)は江戸時代に大修理を行ったが、内陣は、比較的古形を保つ。殊に山形に板を貼り、二十五菩薩の来迎図を描いた船底天井は有名で、堂内に阿弥陀如来両脇士坐像(三体・重要文化財)が安置される。
大正初年に修補された客殿内部各室の襖は竹内栖鳳等、当時の京都画壇を代表する五氏の筆により飾られている。山号は魚山(ぎょざん)
<伝教大師聖語>
・一隅を照らす これ即ち国宝なり。
・国宝とは何物ぞ 宝とは道心なり。
・悪事を己に向へ 好事を他に与え 己を忘れて 他を利するは 慈悲の極なり。
<五箇室>
青蓮院門跡・妙法院門跡・三千院門跡・曼殊院門跡・毘沙門堂門跡
<天台三門跡>
妙法院、青蓮院、三千院(梶井門跡) |