|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
当山は天台宗で、西国三十三所第20番札所であり、本尊千手観音菩薩を祀る。
長元2年(1029)、恵心僧都の弟子源算(げんさん)の開基と伝える。歴朝の崇敬厚く、白河天皇が諸堂を建立した。また、観性(かんしょう)、慈円(じえん)、証空(しょうくう)らの高僧が相次ぎ、その後、青蓮院(しょうれんいん)の宮(覚快(かくかい)、道覚(どうかく)、尊道(そんどう)、慈道(じどう)、尊円(そんえん)、尊証(そんしょう)、尊真(そんしん)、尊寶(そんぽう))が住したので、「西山宮」と呼ばれた。
後花園天皇が伽藍を改築し、往時には僧坊が50余に及んだが、応仁の乱で焼亡した。元禄年間(1688〜1704)、徳川綱吉の母桂昌院の寄進により復興され、現在に至る。 |
|
|
|
|
|
|
|
広大な境内地には、重要文化財の多宝塔をはじめ、多くの堂塔が建ち並び、池泉や四季の花々で彩られる廻遊式庭園は優れた眺望を有する。特に、多宝塔の前にある五葉の松は天然記念物で、波に泳ぐ龍のように見えるので、「遊龍の松」と呼ばれる。
また、年2回(5月、10月の第2日曜日)の薬湯は有名で、神経痛、腰痛の祈願所でもある。 |
|