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終南山 真光明院と号し浄土宗に属する。永禄年間(1558〜1569)然誉清善和尚によって六角堂の付近に創立されたが、天明8年(1788)の大火にかかり第4世旭誉のときに長谷川重兵衛の寄進によってこの地に移った。
堂前には嵯峨釈迦堂の本尊を模した釈迦三尊石佛がある高さ1m足らずの扁平の自然石を半肉彫りにしたもので、両脇には弥勒菩薩と五髻の文殊菩薩を拝する珍らしい形式で弘安元年(1278)の銘がある。
庭内に二基の燈籠があり一つは書院庭に鎌倉時代の白大理石の石幢を燈籠に改めたもの、他の一つは前庭に火袋の面には、茶碗、炭斗、火鉢、火箸、茶釜、柄杓、五徳が彫刻されていて世に善導寺形燈籠と呼ばれ茶人の間にこれを模して愛玩するものが多い。 |
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