|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
<こぬか薬師>
鎌倉時代の寛喜2年(1230)の冬、疫病が大流行し、命が奪われた。当時の薬師院の住職の夢の中に本尊の薬師如来が現れ、「一切病苦の衆生、わが前に来れば諸病ことごとく治癒するであろう。早く来ぬか(来なさい)、来ぬか」と告げた。住職は大変感激し、世間にこのお告げを広め伝えた。すると京都はおろか、遠い国からも参拝者が訪れ、参拝者の疫病諸病が消えたそうです。それ以来、人々はご本尊の薬師如来を「不来采薬師」「こぬか薬師」と呼ぶようになった。
また一説によると、この辺りの女性は鹿子(かのこ)髪を結う人が多かった。その女性達に信仰が厚かったことから鹿子薬師、それが訛って「こぬか薬師」となったそうです。 |
|