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延暦年間(781〜806)に、慶俊僧都によって開かれた天台宗の寺院。僧都がこの地で朝露に乱れ咲く木槿の草むらから地蔵尊を感得されたところから、木槿地蔵と呼ばれるようになった。本尊であるこの地蔵尊は、京都の名地蔵尊のひとつに数えられている。
羽休山飛行院とも称されるが、それは愛宕山の天狗(太郎坊)が都見物の折に、当山の境内にある松(天狗の松と称される)で御羽根を休ませたと伝えられていることに由来する。
修験道との関わりの深い当山では、例年11月23日に本堂前にて採燈大護摩供(さいとうおおごまく)が厳修され、その日は参拝客に無料で「幸せ善哉」が振舞われる。
毎月23日(1月と11月を除く)真言念誦行(しんごんねんじゅぎょう)(もくげ会)、2月3日節分会。12月31日内護摩供。
木槿は「むくげ」と読むのが普通だが、ここでは「もくげ」と呼んでいる。 |
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