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この寺は、臨済宗妙心寺派に属し、達磨寺の名で親しまれており、享保12年(1727)大愚和尚を開山とし、開基荒木宗禎に帰依を受けた万海和尚が創立した。
十六羅漢木像、徳川時代の鋳匠藤原国次作の妙音の弁天鐘、珍しい等身の金箔大寝釈迦木像や、白隠禅師の夜船閑話で知られた白幽子の旧墓石がある。
三国一を称する起上り達磨をはじめ、諸願成就に奉納された達磨およそ八千余をまつる達磨堂は特に有名で、節分は参詣者でにぎわう。
本堂には、わが国映画創業以来の関係者四百余霊がまつられる貴寧磨(きねま)寺や、島津源蔵夫妻の念持仏をまつる学神堂等がある。
達磨竹の逆さ竹を中心に印度・中国産の竹の珍種も繁茂し、本堂の東側には禅の悟りの段階を示す十牛の庭、南側に白砂の上に苔で心字を描き出したユニークな庭がある。 |
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<起き上がり達磨堂>
「このお堂は、起き上がりのお相をされている達磨大師をお祀りする有り難いお堂です。手足を包んで倒れない起き上がりのお相を表しておられ、インド・中国・最初にして随一の「だるまさん」です。
お堂の中は、家内安全・中風や病気の全快・合格祈願・交通安全・失敗からの再起・仕事や社会の目標達成・選挙の当選必勝などの心願成就の「だるまさん」でいっぱいです。
本尊達磨大師の目、「心の眼を開けて、真実を見なさい、うそいつわりは人間の恥です。人の踏み台になっても人を踏み台にしてはいけませんぞ」と教えてくださいます。
<七転八起>
「七転八起」とは、倒れても自力で起き上がる力。転んだ力の大きさで起き上がり、無抵抗の力で、苦にもめげず楽にもおごらない、一貫した忍苦の人間生活のシンボルが、起き上がり達磨の本質である。 |
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