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智恵光院は称念山平等寺と号する浄土宗寺院である。永仁元年(1293)時の関白鷹司兼平が、一条の北にある花園を献じて自家の菩提寺院として創建し、如一国師を開山に迎えた。これが浄土宗寺院建立の最初である。
のち、聞益(もんえき)上人によって院内に要終院、芳秀院、智福院、吟松院の四院を建立し京師七光院の一つとして隆盛を極めたが、天明8年(1788)の大火で被災し、その後、再建されたが第二次世界大戦中、強制疎開により塔頭四院も廃寺とされ縮小された。
現在の建物は天明8年以降の再建で、本堂には快慶作と伝わる阿弥陀如来像、地蔵堂には小野篁(たかむら)作と伝わる六臂(ろっぴ)地蔵尊が安置され、他に弁財天、稲荷神などの小堂がある。 |
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