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当山の前身の寺が建立されたのは、790年頃(奈良時代末から平安時代)と言われ、現在の蔵法寺は慶長3年(1598)開山琢翁宗a和尚により、曹洞宗の寺として開かれた。
<潮見観音縁起>
承応3年(1654)3月10日当蔵法寺前の、遠州灘の海中より漁師の網にかかって恩出現された観音様で、丈は1尺9寸(57.6cm)でその後堂内に安置され、毎年供養されていた。
宝永4年(1707)10月4日遠州灘一円に大地震があり、その時起きた大津波に一瞬にして元町宿は悉く浪に呑まれ大被害を受けた。そのとき坂の上に逃れて、その地に現在も住んでいる子孫も多く居る。その前夜徳川幕府参勤交代で岡山藩城主池田綱政公当地本陣に宿泊中で、夜半観音様が夢枕にお立ちになり、「この地に大地震あり、早々に立ち去れ」とお告げがあったので、夜半急ぎ一行は本陣を出立し危うく難を免れることが出来た。綱政公は観音様のご加護に感謝し邸内に潮見観音の御分身を祀り、子々孫々現在の池田牧場まで続いている。又、同地の長泉寺にも白須賀観音として、分身が祀られている。 |
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