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東慶寺は、禅・臨済宗。鎌倉市山の内、横須賀線北鎌倉駅前、徒歩3分、開山は北条時宗夫人覚山尼。弘安8年(1285)開創。5世後醍醐天皇皇女用堂尼以来松ヶ岡御所といわれ、20世は豊臣秀頼息女天秀尼、明治に至るまで男子禁制の尼寺で、駆け込み寺(駈入寺)また縁切寺としてあまたの女人を救済した。今は前円覚寺管長釈宗演禅師を中興開山とする男僧寺。
聖観音(重文)、初音蒔絵火取母(重文)、キリシタン聖餅箱(重文)、古文書、縁切文書、禅僧の墨跡等は松ヶ岡宝蔵に出陳、水月観音(県重文)は水月堂に安置。 |
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東慶寺は文学に大変ゆかりの深い寺で、江戸時代より紀行文や川柳に描かれ、明治以降は小説、短歌、俳句など、多数の文学作品に描かれている。また、境内や墓地には文学碑や文人
の墓が多いことでも知られている。
西田幾多郎、岩波茂雄、太田水穂、和辻哲郎、三枝博音、高見順、川田順、阿倍能成、鈴木大拙、小林秀雄、田村俊子等の墓、前田青邨筆塚、向陵塚、佐佐木信綱歌碑、四賀光子歌碑等がある。 |
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