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平安時代の陰陽師・安倍晴明が祈祷をして暴風を鎮めたことから、山号を風祭山と称し、真言宗高野山の末派として建立されたが、後に真言宗から曹洞宗に改宗された。
福王寺本堂は寛保2年(1742)に再建され、山門は慶応4年(1868)に再建された。本尊は聖観音菩薩立像で行基菩薩が彫刻したと伝わる。(磐田市指定有形文化財に指定)。遠州三十三観音霊場第十八番札所、遠江四十九薬師霊場客番札所。
<清明大権現の由来>
福王寺は遠く一千年前この地に開創され今日に及んでいます。開創当時、永観二年(九八四)全国稀な大暴風が当地方をおそい大災害が起きようとした時、諸国行脚中の天文陰陽の大家、安倍晴明大権現が当地境内の西南方の丘陵において御祈祷をなされましたところ、忽ち災風鎮まり快晴となったのであります。
以来、斉しくその威神力を讃え風の神として安倍晴明大権現を祀り風祭りを行い、更に当寺の山号を風祭山と称することとなりました。一千年の長い間、多くの苦難を救い当地を守護して戴きました晴明大権現の御祈祷を讃えると共に宏大な御恩に報いるため、今回御堂を改築し鎮座し給わり、今後、益々当地方の人々が一人残らず無事安らかにそして共々に末永く栄えますよう祈願するものであります。 昭和五十五年十月吉日 風祭山 福王寺(説明文) |
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当、風祭山福王寺は遠く一千年前、開創されたが、その後永享年間(五百年前)順徳天皇第三皇子、寒巌義尹禅師の曾孫天翁義一禅師を迎え曹洞宗として再興されました。以来法灯相継いで二十六代、今日に及んでいます。本堂には本尊厄除聖観世音菩薩が奉安され、晴明堂には晴明大権現、福禄寿尊天、風神が祀られています。(全景図看板) |
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