このガーデンは、1/25のミニチュアを使って「日本の原風景」を表現したものです。日本の四季、春・夏・秋・冬のエリアを設け、懐かしい農村の風景を現した。日本の伝統的な「盆栽」を、建物、人物などジオラマの背景に植栽することで、いっそうの臨場感を演出した。
日本の盆栽は海外においても「BONSAI」と呼ばれて高く評価されている。盆栽仕立ての植物を組み合わせれば、広大な面積の土地がなくても、花木・果樹のある人里、大木の生い茂る鎮守の森、雑木林の里山、人も足を踏み入れないような極相林など、多岐にわたって表現することができる。もちろん、手をかけて作り込まれた日本庭園を造ることができる。
「BONSAI」の欧米での人気に比べ、わが国での愛好者は一時より減少傾向にあるといわれている。その理由としては多種の趣味活動が増えたことや、時間的悠長さがなくなっていることが上げられる。樹木と比べ草花のほうが成長が早く育て方も安易なので、その過程や変化を楽しみやういのでしょう。
しかし、植栽する植物や、デザインに工夫をこらし、自然の風景、季節感などを考え配置していく作業は創作意欲の向上や、情緒の安定にも効果があり、庭の長期に渡る作品として楽しむことができる。
(Japanese Small World 名古屋港ワイルドフラワーガーデン ブルーボネット)