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日本を代表する高層ビルが立ち並ぶ新宿でも、この都庁は見上げるばかりである。地上202mの展望台からは東京の町並みが手に取るように見える。ビルは丹下建三氏のデザインで地震にも耐えられる設計になっている。
周囲に見上げるような高層ビルが多いが、この都庁は形が面白い。建築されてからかなりの年数が経っているが、旧高層ビルというイメ−ジがわいてこないところに設計の斬新さがあるのでしょうか。 |
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庁舎の向かい側には半円形の建物がある。都議会の議事堂である。背後の高層ビルは京王プラザホテルです。 |
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<”スーパー空間”を生み出すスーパーストラクチャー工法>
新庁舎は、高さ243m、奥行き44m(第一庁舎)と、高さに対して奥行きが短いので、通常の超高層ビルで採用している柔構造型の「ラーメン構造」では、地震などの力が加わった場合の曲げ変形が大きすぎて、十分な強さを確保できない。
そこで、少数の巨大な柱と梁に力を集中させ、地震や風圧などの外力に耐える強さをもった剛構造型の「スーパーストラクチャー工法」を採用している。
具体的には、厚さ80oの鉄板で1m角の箱型鉄柱を作り、この鉄柱4本を一組として4隅に立て、コア部の柱相互をK型ブレースで結び、1辺が6.4mの「スーパー柱」を構成する。このスーパー柱を東西に4本、均等な間隔(19.2m)で左右対称に4角形を形成するように配置した。さらに、10階ごとに設けた1フロア分の高さをもつ「スーパー梁」で各スーパー柱を結ぶことで、建物の十分な強度とねばりを確保している。また、このスーパーストラクチャー構造のもう一つの大きな利点として、建物内部に柱のないレイアウトの自在性に富んだ、居住性の高い大空間を得ることができた。 |
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展望室は北と南にそれぞれあり、地上202mの高さから東京の街並みを一望できる。入室無料。 |
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第一本庁舎 |
第二本庁舎 |
都議会議事堂 |
高さ |
243m |
163m |
41m |
階数 |
地上48階・地下3階 |
地上34階・地下3階 |
地上7階・地下1階 |
収容人員 |
6,800人 |
6,200人 |
300人 |
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