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武家屋敷が並ぶ殿町通りでひときわ異彩を放つ建物が目に入る。津和野カトリック教会である。津和野は、長崎浦上村のキリシタン信徒を改宗させるために幕府が津和野藩に預けた信徒は153名であった。信徒達は乙女峠(津和野駅西方)の廃寺に収容され、明治6年に帰された。その間、死に至った者もあった。
後に津和野教会神父パウロ・ネ−ベル氏の努力によってマリア像が建立され殉教徒の霊を慰めている。これが乙女峠のマリア聖堂である。
殿町通りにあるカトリック教会は、ゴシック様式の石造建築で、荘厳な雰囲気を醸し出す。内部の礼拝堂は和風の造りになっている。乙女峠の殉教の歴史を記した写真や資料を展示する乙女峠展示室がある。 |
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