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<日本聖公会聖アグネス教会聖堂>
日本聖公会聖アグネス教会聖堂は、大阪の照暗女学校が明治28年(1895)に京都へ移り平安女学校と改称されたとき、その礼拝堂として、アメリカ人J.M.ガーディナーの設計により、明治31年(1898)に建築されたものである。この建物はさらに、日本聖公会京都教区の大聖堂としての役割も果たし、聖三一大聖堂とも呼ばれていた。現在は、京都教区の大聖堂と聖アグネス教会の聖堂を兼ねている。
建物は、三廊式バシリカ型平面で、南西隅に八角平面の洗礼室、北東隅に三層の鐘塔、南東隅に司祭室を設けている。意匠的には、外観はやや重厚であるのに対し、内部は柱や小屋組の部材が比較的細く簡素なものとなっている。
この聖堂は、煉瓦造の教会堂としては古いほうに属し、ガーディナー設計の初期の教会堂作品としても貴重であり、昭和60年(1985)6月1日、京都市指定有形文化財に指定された。京都教区主教座聖堂。 |
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