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新緑が芽吹いてきた春の東福寺。境内を巡る道で見かけた垣根。 |
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<東福寺>
恵日山と号し、臨済宗東福寺派の大本山である。藤原道家が嘉禎2年(1236)東大寺、興福寺と並ぶ大寺の建立を発願して東福寺と名付け、禅僧円爾弁円(えんにべんえん:聖一国師)を開山に招いて、建長7年(1256)完成した。
その後、火災を受けたが、室町初期には道家の計画通りに再建され、京都五山の一つとして栄え、多くの伽藍、塔頭が建ち並び、兵火を受けることもなく明治に至った。明治14年(1881)に惜しくも仏殿、法堂など中心部を焼失したが、今なお堂々たる中世禅宗の寺観を保っている。
三門(国宝)は室町初期の作、禅宗三門として最古の遺構である。禅堂(禅僧の座禅所)、東司(とうす・便所)、浴室も室町時代の建物(重要文化財)でいずれも禅宗建築の重要な遺構である。本堂、方丈は近時の再建で、開山堂に至る渓谷には多くの紅葉があって通天橋が架かり、また偃月橋、臥雲橋が架けられて紅葉の名所をなしている。 |
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