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青割竹やしのぶ竹、葦などを網代(あじろ)状に編みこんでつくるもので、静岡県の沼津地方に多く見られるため沼津垣、その模様から網代垣とも呼ばれる。冬の強い西風や海岸からの風の強い沼津地方では、家や農作物を守るために利用され、主に外囲い用として用いられている。
沼津垣は16本に束ねた篠竹を斜めに杉綾模様に編み込んだものだが、最近は沼津垣を作る職人が少なくなったとのことである。
<沼津垣>
沼津垣は、昔から沼津周辺で浜の潮風を防ぐために用いられてきた垣根で、景観的にも、実用的にも優れている。旧沼津御用邸でも多く用いられていたことから、一般に知られるようになった。
材料は、箱根竹と呼ばれる篠竹を十数本ずつ束ねて、網代(あじろ)編みにしている。この束を「手」といい、どの束も別の二つの束を超えて編んでいるため、この編み方は「二手(ふたて)越し」と呼ばれている。 |
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