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摩訶耶寺は真言宗に属する県下最古の名刹の一つであり、その創め引佐町奥山の富幕の山中に在って真萱堂(まかやどう)と称し、平安初期本町宇志の千頭峯に移されたと伝えられる。
当時の遺物として昭和20年代に瓦塔と称する瓦製五重の塔高さ2m余が発掘され、現在その実物は奈良博物館に陳列されている。更に同寺は平安末期約八百数十年前現在地に移遷され、そのころ築造されたと見られる古庭園は平安末期から鎌倉初期築庭の典型的手法を遺していることが近年認知されて有名になった。京都西芳寺(苔寺)の庭園に次ぐ古さの日本屈指の名庭として喧伝されている。 |
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