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<清水港を離れる日本丸> |
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<練習帆船 日本丸>
1984年に初代「日本丸」の栄光と伝統を引き継ぎ就航した”日本最大、世界でも最大級”の練習帆船です。帆を広げた美しい姿から『太平洋の白鳥』と呼ばれている。日本丸の帆走性能は初代日本丸をはるかにしのぎ、世界でも有数の帆船として仲間入りし、その年で最も帆走速力の帆船に贈られるボストン・ティーポットを受賞した。 |
<日本丸の概要> |
所有 |
独立行政法人 航海訓練所 |
船籍港 |
東京 |
進水年月日 |
昭和59年(1984)2月15日 |
造船所 |
住友重機械工業株式会社 追浜造船所浦賀工場 |
総トン数 |
2,570トン |
全長 |
110.09m |
全幅 |
13.8m |
総帆面積 |
約2,760u(江戸間畳約1,790枚分) |
帆の枚数 |
36枚。一番下の大きい帆は185u、江戸間畳約120畳分。 |
主機関 |
ディーゼル機関(1,500馬力×2基) |
航海速力 |
12ノット(平均) 1ノット=約1.85q/h |
マストの高さ |
海面上から約50m(前から2番目のメインマスト) |
最大搭載人員 |
190名(実習生は東京海洋大学、神戸大学、海技大学校) |
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<「日本丸」と「海王丸」の見分け方>
・「日本丸」は船体の青い線が一本、「海王丸」はライトブルーの二本線
・「日本丸」の船首像”藍青”(ランジョウ)と言い女神が合掌している。「海王丸」の船首像は”紺青”(コンジョウ)と言い女神が笛を奏でている。
<乗組員>
今回の航海訓練の乗組員のうち実習生は65名だが、そのうち女性は4名いる。各学校の航海科より参加している。男女共同参画社会の表れだろう。
<登檣礼>(とうしょうれい)
船の実習生がマストに登って「ごきげんよう!」と別れのあいさつをする伝統の儀式が「登檣礼」です。小雨が降る中、この儀式は中止だろうと思っていたところ、オレンジ色の防水着を着て「登檣礼」をやってくれた。マストの登り下りが滑って大変だろうと心配もする。立派にやり終え、霧笛を鳴らし清水港を離れていく。行き先は神戸港である。船影が消えるまでずっと見ていた。船が去っていく光景は寂しいものである。 |