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江戸時代から戦前までの琵琶湖周辺の輸送は丸子船が担っていた。かつては丸船あるいは丸太船とも呼ばれていたようで、丸木を縦半分に割ったような形が特徴です。江戸時代の中頃には、約1400艘の丸子船があったといわれ、そのうちこの100石積(米俵250俵積)のものが最も多く活躍した。 |
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<丸子船の実物大断面>(上左画像)
百石積み丸子船の実物大断面です。丸子船の特徴である丸い船体をよくあらわしている。船底(シキ)と脇(オモギ)の間にフリカケと呼ばれる材を斜めに入れることにより、こうした形が出来上がっている。この形は、淡水で浅いよころが多い琵琶湖において、多くの積み荷を運ぶのに適している。
<琵琶湖の漁船>(上右画像)
琵琶湖の漁船は、魚のとり方や場所によって船の形や大きさが違う。普通は長さ10m、幅1mほどの木造船で、1920年代までは帆と櫓(ろ)を動力としていた。この画像は、かつての堅田でハリコ漁に用いられていたハリブネを復元したものです。 |
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