|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
<「回天」十型 試作型>
「回天」は、人間が魚雷を操縦しながら、目標とする艦艇に体当たりする特攻兵器で、「人間魚雷」とも呼ばれている。一型・二型・四型・十型などのタイプがあり、実戦投入されたのは、「九三式酸素魚雷」を用いた一型のみで、約420基が製造された。戦没者は搭乗員だけでも100名以上にのぼり、その多くが20歳前後だった。
展示の「回天」十型は、潜水艦用の電気推進魚雷である「九二式魚雷」を利用し、本土決戦の近距離用として開発されたものである。(スクリュープロペラ、気蓄器、整流板などの部分は、資料に基づき形状を復元している) |
|