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青函連絡船は、青森県の青森駅と北海道の函館駅の間を結んでいた鉄道連絡船で、営業キロ上は113kmあった。この青函連絡船は、明治41年(1908)に始まり、昭和63年(1988)、青函トンネルの開通により終了した。青森発の最終便となった青函連絡船八甲田丸をそのまま利用したのが「メモリアルシップ・八甲田丸」である。
船首側の陸上には石川さゆりが唄う「津軽海峡冬景色歌謡碑」があり、近づくと唄が流れてくる。雪が積もっている時期であったので実感が伴い、郷愁を誘う。
青函トンネルの開通により、青森駅はターミナル駅から通過駅になったような気もする。地元の人間ではないので分からないが、傍から見ていて青函連絡船の時代の青森駅の方が大勢の旅行客で賑わっていたように思われる。あの時代が懐かしい。
<八甲田丸> |
全長 |
132.0m |
全幅 |
17.9m |
速力 |
18.2ノット |
総トン数 |
5,382トン |
旅客定員 |
1,286名 |
積載車両 |
48両 |
航送自動車 |
12台 |
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<青函連絡船の音風景>
昭和55年(1980)10月、上野発の急行「八甲田」に乗り青森に着いた。青森から函館に向かう青函連絡船に乗る。青森を午後4時頃出港して、函館には夜着いた。津軽海峡が次第に夕闇に包まれていったことを思い出す。函館からは夜行列車で札幌方面へ向かった。
当時の録音があったことを思い出し、HPに入れれば貴重な旅行記になると考えたしだいである。連絡船のデッキから「蛍の光」を聞きながら、遠くへ来たもんだと感傷的になった。それも今は昔のことである。
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10年後に訪れる機会ができる。あれからどうなったのかなと思って訪ねる。夜で人影もない。静寂な中に、センサーの反応により「津軽海峡冬景色」が流れる。 |