|
|
<初代ガリンコ号T>
ガリンコ号は当初、アラスカ油田開発作業用に水陸。氷上を移動できるよう設計・開発された。幾多の実験を重ね、ユニークなアルキメディアン・スクリューを備えた新型式砕氷船として、昭和56年(1981)12月に建造・進水した。
その後予定された全ての実験作業も終了し、三井造船より紋別市が借り受け旅客船に改造、「ガリンコ号」と命名。昭和61年(1986)より冬期観光の主役としてデビュー、10年間で約8万人が乗船した。 |
|
|
|
|
|
<上左画像・ガリンコ号T>
2階なし、定員32名。昭和62年(1987)
<上右画像・ガリンコ号T>
2階席建造、定員70名。昭和63年(1988) |
|
|
|
<ガリンコ号U>
全国に多くの「ガリンコファン」を生んだ初代ガリンコ号の後を受け、さらにスケールアップし、平成9年(1997)1月にデビューしたのが、「ガリンコU」です。初代同様ユニークな砕氷ロータ(アルキメディアン・スクリュー)を2本搭載し、厚さ約60センチの氷を砕きながら航行できる。新鋭船としての能力は高く、195名の定員(表には200名と記載)と紋別港より沖合約10qの外洋航行が可能となった。
見晴らしの良い船窓とゆっくりくつろげるシート、冷房完備の広々とした船内で感動の旅を楽しむことができる。
全長 |
35.0m |
総トン数 |
150トン |
型幅 |
7.0m |
航行区域 |
限定沿岸 |
型深 |
2.7m |
最大搭載人員 |
200名 |
吃水 |
1.9m |
速力 |
9.5ノット |
主機 |
1010ps×1基 |
砕氷用捕機 |
945ps×1基 |
|
|
|
|
<ガリンコ号V>
令和3年(2021)1月、3代目となる「ガリンコ号V IMERU」が就航した。「イメル」とはアイヌ語で「光」の意味である。乗船可能な旅客数は235名で、操舵室後部の流氷見学室に42名、船橋甲板旅客室に59名、上甲板旅客室に134名分の椅子席を用意。
総トン数 |
366トン |
全長 |
45.55m |
全幅 |
8.50m |
旅客定員 |
235名 |
速力 |
16ノット |
|
|