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那須連山の盟主、茶臼岳に源を発する苦戸川(にがと)は、やがて余笹川(よざさ)、那珂川の流れとなり太平洋に注ぐ。その苦戸川をはさみ、八幡のツツジ群落と殺生石とを結ぶ「つつじ吊橋」は、橋の長さ130mで、無補剛桁(むほごうけた)歩道吊橋としては、県内では那須塩原市(旧塩原町)の「もみじ谷大吊橋」の320mに次ぐ2番目に長い吊橋です。また、川からの橋の高さは38mで、これまた栗山村の「瀬戸合峡わたらっしゃい吊橋」100mに次ぐ2番目に高い吊橋です。
昔は、山間地では「かずら橋」と言われ、かずら(つる)で編みながら谷に架け利用されていたのが吊橋の始まりと言われている。近年は材料、技術も向上し、「つつじ吊橋」は主索と呼ばれる直径65oのワイヤーケーブルで支えられ、体重70sの人が560人乗っても耐えられる頑丈なものでつくられている。 |
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吊橋からは茶臼岳、朝日岳、真上から見た樹木の姿を楽しむことができたり、鳥のさえずり、急流の音、蝉の鳴き声などを聞くことができる。 |
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