|
|
|
|
|
|
|
|
「土佐の高知のはりまや橋で、坊さん、かんざし買うを見た」のよさこい節で有名。
「はりまや橋」は、江戸時代の初期、堀川を挟んで商いを営んでいた播磨屋と櫃屋がお互いに行き来するために架けた私設の橋がその始まりとされている。周辺の賑わいとともに、のちに公共の橋となり、橋の上には十九文屋と呼ばれる小店などが並んでいた。五台山竹林寺の坊さんが思いをかけた人のためにかんざしを買ったのは、橋の南詰東側にあった「橘屋」という小間物屋であったと言われている。
戦後に埋め立てられた堀川は、平成10年(1998)のはりまや橋公園の改修にあわせて再現され、江戸時代のはりまや橋を再現した朱色の欄干の太鼓橋が架けられた。それに加え、明治期に実際に使われていたものを再利用した鋳鉄製の橋、自然石で造られた欄干を持つ昭和25年(1950)に架橋きれた現在の橋と合わせ、ここには時代とともに移り変わった3本の橋が仲良く並んでいる。こうして、堀川はウッドデッキ沿いに四季折々の花が咲く、親しみやすい水辺に生まれ変わった。
付近の商店街には全国的にも珍しい木造アーケードがあり、公園と一体となったイベントも開催されているなど、商店街を中心に周辺一帯を含めた街めぐりも楽しめる。
公園の南側に位置するはりまや橋交差点では、花壇などの整備により、四季を飾る鮮やかな草花が街にうるおいをもたらしてくれる。観光の途中にひと休みしたり、待ち合わせをするのに、よく利用されている。また、はりまや橋東側のピルの壁にからくり時計が設けられており、9時から21時の間の各正時によさこい節に合わせてからくりが繰り広げられる。(天候等により、休止する場合がある) |
|