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横浜赤レンガ倉庫は、明治末期から大正初期に国の模範倉庫として建設されたレンガ造りの歴史的建造物です。創建当時から横浜港の物流拠点として活躍してきましたが、新港ふ頭が物流機能を他のふ頭に譲っていく中、赤レンガ倉庫も倉庫として利用されなくなり、地区のシンボルとして静かに佇んでいました。
横浜市では、『ハマの赤レンガ』と呼ばれ多くの市民に親しまれてきたこの赤レンガ倉庫を、貴重な歴史的資産として保存し、また市民の身近な賑わい施設として活用するため、平成4年3月に国から取得しました。
取得後、建物補強のための工事を行うとともに、活用の方法について検討を進めてきた結果、「港の賑わいと文化を創造する空間」を事業コンセプトとして、横浜らしい文化を創出し、市民が憩い・賑わう空間として位置付けた赤レンガ倉庫の活用計画がまとまりました。横浜市及び民間事業者(2号倉庫)は、その活用計画に基づき内部改修工事を実施し、平成14年(2002)4月12日に新たに施設オープンしました。(横浜市港湾局HPより引用) |
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<保存エレベーター>
創建時から揚重設備の一つとして、1号倉庫には3基、2号倉庫には2基のエレベーターが設置されていたが、これには安全装置等も備えた最新鋭の機械が使用されていた。
関東大震災で1号倉庫は半壊し、修復後建物はほぼ現在の姿になったが、このエレベーターも本来は両側からの乗り入れが可能だったものがこちら側一方からのかたちに改造された。昇降機構としては木籠とカウンターウェイトでバランスしたものをもう1本のワイヤーで上げ下げする方法を採っていた。
正面の大きな機械はその駆動装置で木籠脇の槍付き蛇腹格子戸の中に設置されていたものです。また、最上部のプーリー(滑車)はその機構を見易くするために元の位置から下の階に移設している。木籠は当時の材料であるミズナラを用いて復元した。
このエレベーターは、当時の資料より米国オーチスエレベーター製であることがわかり、業務用エレベーターとしては現存するもののなかでも日本に輸入された最初期のものとして推測するこができる。 |
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横浜赤レンガ倉庫内のショップなど。 |
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横浜港大さん橋国際客船ターミナルから赤レンガ倉庫を眺める。 |