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出雲平野の情緒豊かな築地松(ついじまつ)はこの地方の風土の中で生まれ、育まれてきたものです。まず、地盛りで地面を高くし、更に家屋敷の周りに防水用の堤を築き、それを固めるために水に強い樹木を植えた。強い季節風を防ぐ防風林の役割もはたしてきた。近年は松くい虫の被害や築地松を剪定する職人の不足、そして生活習慣の変化によってしだいに減ってきているそうです。
整然と刈り込まれた築地松を見ながら走っていると、どこまでもこの景観が続いて欲しいと願うばかりであった。京都・美山町の茅葺き民家と同じように日本のふるさと、日本の原風景を偲ばせる美しい風景だった。 |
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