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豊橋市公会堂は、豊橋市制25周年を記念して昭和6年(1931)に建てられた。鉄筋コンクリート造3階建で、玄関には巨大なコリント式の列柱を並べ、その両脇には四方に羽ばたく大鷲の彫刻で飾った半球ドーム屋根の階段室を置いており、堂々とした正面の構えに特徴がある。
正面入口列柱上の半円アーチ、3階の2連アーチ窓、丸窓に用いられるステンドグラスなどから、全体にロマネスク様式(城郭風)を感じさせるが、半球ドーム屋根はモザイクタイルを用いており、中近東風の建物を思わせる。
建築面積は1202u。設計者は静岡市庁舎本館や静岡銀行本店などを手がけた、浜松市出身の中村與資平 です。なお、建物は平成12年(2000)に外壁等の補修を受けている。国登録有形文化財だが、現役で使われている。
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ここにたつ2羽の鷲は、昭和6年公会堂建設当時のもの。ずっと豊橋の街を見守り続けてきた。鷲たちの翼を広げる雄々しいその姿を公会堂のシンボルとして残していくものである。 |
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