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国重要文化財・山形県指定有形文化財である茅葺きの田麦俣多層民家。寄棟造りの破風窓のある妻の部分を切り取った独特の形をしているのが大きな特徴になっている。これは、養蚕のため十分な採光通風の窓を確保したものであり、兜造りといわれている。
家屋は4層構造になっており、1階が主に家族の居住用、2階が下男の居住兼作業場・物置3階が厨子と呼ばれる養蚕のためのスペース、そして4階が天井厨子(物置)となっている。この地方は、積雪地帯のため、生活と作業・養蚕のための部屋が一つの建物の中にまとめられ、多層構造の家屋になったものと思われる。 |
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