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この建物は明治政府が中央図書館として建てた内閣文庫庁舎の主屋部分である。江戸幕府から引き継いだ古文書に加え、各地の古文書や海外の書籍が買い足され、蔵書の内容は充実していた。昭和46年(1971)に国立公文書館が建設されるまで、古文書研究家に広く利用された。
設計者は後に国会議事堂の建設を指揮することになる大熊喜邦である。石と煉瓦で造られたルネッサンス洋式であり、4本の円柱と2本の角柱が巨大なペディメントを受けている正面は、古代ギリシャ・ローマの神殿建築を思わせる姿である。この事務棟の背後に煉瓦造の書庫棟が建っていた。登録有形文化財。
旧所在地:東京都千代田区千代田
建設年 |
明治44年(1911) |
解体年 |
昭和59年〜60年 |
移築年 |
平成2年(1990) |
建築面積 |
91.5坪 |
構造 |
鉄筋コンクリート二階建スレート葺 |
寄贈者 |
総理府 |
(博物館明治村(愛知県犬山市)にて撮影) |
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