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この倉は、もとは愛知県碧南市で穀物蔵として使用されたもので、明治28年(1895)に刈谷市に移築されて「菊の世 廣瀬酒造」の仕込蔵として使用された。この建物は桁行約33m、梁間約16mで、大柱2本と頂部をつなぐ梁で組まれた鳥居形が桁行に計5組並び、外周約100本の柱から登り梁が掛け渡されて、全体の骨格となっている。外部には土壁を雨風から守る板壁が引っ掛けられているが、一旦火災の恐れがあれば、全て取り外しができる。
明治村に移築するにあたり本屋の北半分を鉄筋コンクリート造に改め、また新たに地下室を設け、博物館資料の収蔵施設として活用している。登録有形文化財。
旧所在地:愛知県刈谷市銀座
建築年 |
明治初年 |
解体年 |
昭和44年(1969) |
移築年 |
昭和58年(1983) |
建築面積 |
198.3坪 |
構造 |
蔵造二階建 |
所有者 |
廣瀬惣市 |
(博物館明治村(愛知県犬山市)にて撮影) |
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<酒林・杉玉>
軒先に吊されているものは酒林といい、杉の葉を束ねて玉状にまとめたものである。造り酒屋や酒を扱う店の軒先に新酒が出来た印として吊される。
酒造りの神様を祀る奈良県の大神神社の神木である杉にちなんだものとされる。 |
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