|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
この建物は、東京日本橋にあった川崎銀行本店の正面左角の外壁部分を復原したものである。川崎銀行は江戸時代、水戸藩の勘定方を務めた川崎八右衛門が明治13年(1880)に設立した銀行で、明治中頃には有力銀行の一つに数えられた。
川崎銀行本店は、ルネッサンス様式を基調としており、当時の銀行建築の代表的な建物であった。設計者はドイツのベルリン工科大学に学んだ矢部又吉で、大正10年(1921)から昭和2年(1927)まで関東大震災を挟んで6年間の工期を費やした。登録有形文化財。
旧所在地:東京都中央区日本橋
建設年 |
昭和2年(1927) |
解体年 |
昭和61年〜62年 |
移築年 |
平成2年(1990) |
建築面積 |
26.9坪 |
構造 |
鉄筋コンクリート造三階建 |
寄贈者 |
川崎定徳株式会社 |
(博物館明治村(愛知県犬山市)にて撮影) |
|
|
|
|
|
<株式会社定徳会の社名看板>
旧川崎銀行本店建物の北側玄関に取り付けられていた(株)定徳会の社名看板。(株)定徳会は川崎財閥事業の統括的な役割を果たした。のちに川崎定徳((株)と改称した。
○年代:昭和11年頃〜昭和61年10月
○材料:青銅製
○提供者:川崎定徳株式会社
<日本信託銀行の社名看板>
旧川崎銀行本店建物の中央玄関に取り付けられていた日本信託銀行の社名看板。日本信託銀行は昭和11年(1936)から同建物を川崎銀行本店と共同使用したが、昭和28年(1953)から解体時まで同社が店舗部分全てを使用した。
○年代:昭和23年7月〜昭和61年8月
○材料:青銅製
○提供者・日本信託銀行株式会社 |
|
|
|
|
|
<左側金庫>
明治20年(1887)頃。(株)山田金庫店
<右側金庫>
明治38年(1905)頃。後藤製造 |