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この建物は、第四高等学校の物理化学教室で、後に金沢大学へと引き継がれた。近代化を進める明治政府は自然科学教育に重きをおき、このような実験ができる教卓を備えた教場を建設した。屋根に出ている煙突は煙や有毒ガスの発生する実権を行うためのドラフトチャンバーという小室の換気装置である。
明治村へは、もとはH型であった建物の、中央部分にあった階段教室を中心に移築している。工事監督は文部省技師の山口半六、設計も同じく文部省所属の久留正道である。両者とも西洋建築を学んでおり、この階段教室も研究による理論の裏付けをもとに設計された。登録有形文化財。
旧所在地:石川県金沢市仙石町
建築年 |
明治23年(1890) |
解体年 |
昭和39年(1964) |
移築年 |
昭和40年(1965) |
建築面積 |
137.6坪 |
構造 |
木造平屋建 |
寄贈者 |
北陸財務局 |
(博物館明治村(愛知県犬山市)にて撮影) |
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