|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
鳴海家住宅は、文化3年(1806)に創業された造り酒屋で、屋号は創業以来「稲村屋」を名乗るが、一般に「菊乃井」の名前で知られている。
建物の規模は、間口18間弱、奥行43間半である。主家の他に作業場と蔵からなるが、通り土間で繋がっている。さらに、敷地の東には、数棟の蔵が並んでいる。また、中町側には、「こみせ」が付くが、長さは23三間半に及ぶ。
主家と繋がっている蔵は、大正2年(1913)に築造されているが、主家は創業以前に建てられた建物である。通り土間の片側に配された部屋や吊り上げ式大戸などの特徴から200年以上が経過していると推測される。また、敷地内には大石武学流の庭園がある。 |
|
|
|
鳴海家住宅は、大きな改築、改修もされず伝統的な店構えを守っており、町並みの景観にも非常に重要な役割を果たしている。黒石市指定有形文化財。 |
|