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<無尽山 荘厳院 地蔵寺>(じぞうじ)
弘仁12年(821)嵯峨天皇の勅願により、弘法大師が開創した。大師自らが刻んだ勝軍地蔵菩薩が本尊になっている。紀州・熊野権現の導師を務めていた浄函上人が霊木に延命地蔵菩薩像を刻み、その胎内に大師作の勝軍地蔵菩薩を納められたとも伝えられている。この勝軍地蔵菩薩の信仰からか、源頼朝、義経をはじめ、蜂須賀家などの武将たちが多くの寄進をしている。これらの寄進により寺領は拡大し、阿波、讃岐、伊予の3ヶ国におよそ300を数える末寺ができ、塔頭も26寺にのぼったと伝えられる。
しかし、天正年間、長宗我部元親による兵火で、これらの堂塔はことごとく焼失した。その後、歴代の住職や僧侶、信者たちの尽力により堂宇が整備拡充され、いまでも寺領は12,000坪と広大で当時の面影を残している。
本尊 |
勝軍地蔵菩薩 |
真言 |
おん かかかび さんまえい そわか |
宗派 |
真言宗御室派 |
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大師堂 |
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境内の景観 |
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