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本堂 |
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大師堂 |
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<橋池山 摩尼院 立江寺>(たつえじ)
縁起によると、聖武天皇の勅願で行基菩薩によって創建された。勅命により行基菩薩が光明皇后の安産を祈るため、念持仏として5.5pほどの小さな黄金の「子安の地蔵さん」を彫造した。これを「延命地蔵菩薩」と名づけて本尊にし、堂塔を建立したと伝えられる。
弘仁6年(815)、弘法大師が当寺を訪れ、このご本尊を拝した。大師は、あまりに小さなご本尊なので、後世になって失われる恐れがあると、自ら一刀三礼をして新たに像高1.9mもある大きな延命地蔵像を彫造され、その胎内に行基菩薩が彫ったご本尊を納められた。このときに寺名を「立江寺」と号した。当時は現在地より西へ400mほど山寄りの地にあった。
現在の場所に移ったのは、天正年間に長宗我部元親が阿波の地を攻めてきた時の兵火で、本尊のみを残して寺が焼失した。後、阿波初代藩主・蜂須賀家政により、現在の地に移って再建された。
また、昭和49年の祝融の災で本堂・諸堂を焼失しがが、本尊は救い出されている。昭和52年(1977)に復興事業が完成した。寺伝の「釈迦三尊図」は、国の重要文化財指定を受けている。 |
本尊 |
延命地蔵大菩薩 |
真言 |
おん かかかび さんまえい そわか |
宗派 |
高野山真言宗 |
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