|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
大阪・なんば(道頓堀)の「くいだおれ」の前を通ってすぐというか、ほんの2、3分の所にある横丁が「法善寺横丁」です。細い路地裏という感じもする通りです。石畳が風情を醸し出し、法善寺水かけ不動がある。何かしら懐かしいような雰囲気、霧島恒夫が唄う「包丁一本 さらしに巻いて−−という”月の法善寺横町”」が心の中から沸き上がってくる。派手なネオンと大勢の人でごった返している道頓堀からほんの少しの距離なのにここは別世界かと思われる。
<織田作之助文学碑>
小説家織田作之助は、大正2年10月、生国魂神社の近くで生まれた。彼は郷土大阪をこよなく愛し、終生大阪を離れず、出世作「夫婦善哉」をはじめ、大阪の市井人情を描いた名作を多く残したが、昭和22年1月、読売新聞に「土曜婦人」を連載中、胸患のため惜しくも34歳の若さで世を去った。その命日が十日戎の日に当たるのも彼らしいというべきか。(法善寺横丁にある織田作之助文学碑より) |
|