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鳥海山は、山形県と秋田県の県境に位置し、標高2,236mの活火山である。別名(愛称)は「出羽富士」「秋田富士」とも呼ばれ親しまれている。山の南側には夏、「心」の字の形に雪が残る「心字雪渓」がある。日本百名山。鳥海国定公園。
気象庁HPの鳥海山の概要の一部を下に掲載する。
『玄武岩〜安山岩の成層火山。基底の直径は、東西26q、南北14q。地形的には、なだらかで侵食が進んだ西鳥海山とやや急峻で新しい溶岩地形をもつ東鳥海山に二分され、それぞれの山頂部に山体崩壊によって生じた馬蹄形カルデラがある。
活動史は大きく3期に区分される。第1期(約55〜16万年前)はこの火山の主体を形成した時期、第2期(約16〜2万年前)は溶岩が西鳥海山の表面を覆った時期、第3期(約2万年前以降)は山体東部に円錐形の東鳥海山が形成された時期(西山腹猿穴火口からの溶岩流を含む)。
約2600年前、東鳥海山の山頂部が崩壊して岩屑なだれが北から北西に流下し、北に開く馬蹄形カルデラが生じた。象潟(きさかた)、由利原の多数の流れ山はこの堆積物の地形。同カルデラ形成後、カルデラ内山頂部付近の活動が続き、溶岩流がカルデラの約1/3を埋積した。
東鳥海山の2つの中央火口丘のうち、新山(別名、亨和岳)は、1801年の噴火で生じた溶岩ドーム。有史以降の活動は、1801年の噴火以外は火山灰の放出であった。泥流を生じやすい。 |
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4月上旬の鳥海山上空。 |
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