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ガマの油売りの口上で有名な筑波山は標高877mの山である。その姿が富士山に例えられ東の富士の異名を持っている。筑波山は 男体山と女体山からなり、男体山及び女体山山頂には筑波山神社本殿がある。山腹には筑波山神社拝殿がある。男体山の山頂へはケーブルカーで行くことが出来る。写真は雪の山頂駅の様子である。 |
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筑波山は、万葉集にも詠まれた名山で、日本百名山の一つになっている。筑波山神社(左下写真)は、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)を祀る神社で、縁結びや夫婦和合に御利益がとのこと。本殿は男体山と女体山の山頂にあり、中腹の拝殿は遥拝所となっている。そこは筑波山登山の起点にもなっている。 |
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ケーブルカー |
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<「がまの油売り」口上>
手前持ちいだしたるは、四六(しろく)のがまだ。四六、五六(ごろく)はどこでわかる。前足の指が四本(しほん)、あと足の指が六本(ろっぽん)、これを名付けて四六のがま。このがまの棲めるところは、これよりはるーか北にあたる、筑波山のふもとにて、おんばこというつゆ草を食らう。このがまのとれるのは、五月に八月に十月、これを名づて五八十(ごはつそう)は四六のがまだ、お立ちあい。このがまの油をとるには、四方に鏡を立て、下に金網をしき、そのなかにがまを追いこむ。がまは、おのれのすがたが鏡にうつるのをみておのれとおどろき、たらーり、たらりと油汗をながす。これを下の金網にてすきとり、柳の小枝をもって、三七二十一日(さんしちにじゅういちにち)のあいだ、とろーり、とろりと煮つめたるがこのがまの油だ。
(画像提供:Y.N さん H.T さん) |