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秋吉台の地下約100mにあり、日本最大級の鍾乳洞である。総延長約10kmのうち、約1kmが公開されている。地上はカルスト台地で知られる秋吉台ということになる。鍾乳洞は、サンゴ礁が地殻変動によって陸地化し、地下で石灰化したサンゴ礁が長い間に地下水などに溶けて洞窟となったものである。したがって洞窟内には、地下水が流れており浸食作用が続いている。「百枚皿」、「黄金柱」等の名前がつけられた造形物に自然の偉大さを感じる。
<百枚皿>
この百枚皿は、世界に類例のない大規模な石灰華段丘(リムストーン・プール)で皿を何枚も並べたように見えます。これは地下水中に含まれている石灰分が、皿状に沈積したものです。昔は「ちじみざら」と呼ばれていたが、大正の頃から「百枚皿」に変わった。 |
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<黄金柱>
黄金柱は、高さ15m、幅4mの巨大な石灰華柱です。何万年もの大昔、天井の割れ目から流れ出た地下水が石灰分を沈積させ、豪華な石灰華の滝となった。柱の下にある亀裂は、床面が沈下したためにできたもので、この柱にも秋芳洞の経てきた長い歴史が刻み込まれている。 |
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